山岸塗装

INDEX 08 — NOTES

NOTE 032液ウレタンが、磨かずに光る理由

模型塗装では、クリアを吹いた後にコンパウンドで鏡面磨きをするのが定番です。

模型塗装では、クリアを吹いた後にコンパウンドで鏡面磨きをするのが定番です。ところが自動車補修の世界では、2液ウレタンクリアは吹きっぱなしで深い艶が出ます。主剤と硬化剤が化学反応で結びつき、硬く平滑な塗膜そのものを形成するためです。海外の3Dプリンタメーカーも、仕上げには2液(2K)クリアを推奨しています。

この違いは、そのまま価格と数量に効いてきます。1個ずつ時間をかけて磨く工程がないぶん、同じ品質を保ったまま数を仕上げられる。だから当工房は、あえて鏡面磨きをしません。磨きに使うはずだった時間を、数量対応と価格の還元に回しています。

艶は、磨いて出すものだと思われがちです。けれど本当の艶は、塗料の化学と、その下の平滑な下地が生みます。磨かないのは、手を抜いているからではなく、そのほうが理にかなっているから。

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