山岸塗装

INDEX 08 — NOTES

NOTE 04「射出成形品と見分けがつかない」の正体

3Dプリントの仕上げについて、海外の専門ガイドには繰り返し登場する表現があります。

3Dプリントの仕上げについて、海外の専門ガイドには繰り返し登場する表現があります。「220番手から2000番手へ段階的に研磨し、自動車用プライマーを乗せた面は、射出成形されたABSと実質的に見分けがつかない」——プレゼン用モデルやマスターパターンの世界で、到達点として語られる基準です。

鍵は「段階研磨」にあります。いきなり細かい番手で磨いても、粗い傷は消えません。粗い番手で面を作り、少しずつ番手を上げて前の傷を消していく。この積み重ねだけが、光を素直に返す平滑面をつくります。当工房の `#800` → プラサフ → `#1200` という下地も、まさにこの思想の上にあります。

「量産品と見分けがつかない外観に」——この工房が掲げる一文は、詩的な誇張ではありません。世界の現場が実際に到達している、具体的な技術の基準です。金型を使わずに、金型で成形したような顔をつくる。それが、下地の到達点です。

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